2011年10月25日火曜日

暴風=サイクロン

こんにちは。槙谷美貴子です。
今日は、サイクロンについてお話させていただきます。

サイクロン(Cyclone)は、熱帯低気圧のうちインド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生するものである。英語のCycloneは、低気圧、暴風全般を指す語でもある。
最初にこの言葉を紹介したのは、イギリス人のヘンリー・ピディントン(1797-1858)である。元海兵隊の船長で暴風に関する研究をしていたピディントンは、1789年にコリンガという町を襲った猛烈な暴風に着目し、この地域のある学術的な会合(1840年)でその危険性を紹介した。その際、この猛烈な暴風をcycloneと命名したのが最初であると言われている。

cycloneはギリシャ語のkyklon(英語ではcircle)からの転用であり、ピディントンはその暴風を「蛇のとぐろのように回転(circle)する」、と説明したためcycloneの語源が恰も「蛇のとぐろ」であるかのような誤解を生むことがあるが、kyklonは「蛇のとぐろ」を差す言葉ではなく、
cyclone自体も最初から暴風その物を差すために造られた言葉である。

サイクロンの中でも、トロピカル・サイクロンと呼ばれるものがあるそうです。
トロピカル・サイクロンとは、熱帯(性)低気圧、つまり一般には熱帯地方に発生する種類の低気圧を指す用語です。なおこの「熱帯」とは、発生する場所を指す用語ではなく、サイクロンの構造を指す用語です。つまり実際には、それがどこで発生しようが、熱帯(性)低気圧の構造をもつものはすべてトロピカル・サイクロンです。台風やハリケーンなどは、すべて「強い」トロピカル・サイクロンであるという意味では、同一の気象現象に分類されるものです(強さの分類基準)。また一つ一つに名前が命名されるという点も、トロピカル・サイクロンに特有の慣習です。

大規模なサイクロン(トロピカル・サイクロンやエクストラトロピカル・サイクロン)の地上付近の回転方向は、北半球では反時計回り、南半球では時計回りと常に決まっているそうです。

それでは槙谷美貴子、今日も勉強に励みたいと思います。



槙谷美貴子

2011年10月17日月曜日

グリーンフラッシュと槙谷美貴子

こんにちは。槙谷美貴子です。
今日、槙谷美貴子はグリーンフラッシュについてお話させていただこうかと思います。
グリーンフラッシュとは、太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に、緑色の光が一瞬輝いたようにまたたく、非常に稀な現象ですね。緑閃光ともいわれるそうです。
地球の丸みに沿った大気によって、太陽光はプリズムによって曲げられるのと同じように屈折するんですが、大気の波長分散によって短い波長から分散されて、波長の長い赤に近い光だけが届くことになるわけです。これが夕日が赤い理由なんですが、空気が非常に澄んだ条件では、より波長の短い緑の光まで分散されずに届くのだとか。
このとき、赤から緑の色に分離した太陽が上下に少しずれながら重なり合って見えていることになりますが、赤色の方がはるかに強いため太陽は赤く見えるみたいですね。しかし、日没や日の出の際に赤色の太陽が地平線(もしくは水平線)で隠されたとき、最頂部の緑色の太陽のみが見えることになるそうです。この光が、大気のゆらぎによってまたたくものと考えられているのだとか。
高い山、離島など、地平線や水平線で日没や日の出が見られ、空気の非常に澄んだ場所であることが観測の最低条件となりますが、その他の気象条件にも左右されるので、その発生確率は非常に小さいと言われていますね。小笠原諸島の父島にあるウエザーステーションは、日没時に比較的グリーンフラッシュが見えやすい所として有名だそうです。
見られる確率が非常に小さいことから、ハワイやグアムではグリーンフラッシュを見たものが幸せになるという言い伝えがあるみたいですよ。
槙谷美貴子はグリーンフラッシュを見たことがないんですが、とても綺麗だそうですね。一度は見てみたいです。
それでは今日はこの辺で。失礼します。

2011年10月6日木曜日

雷について槙谷美貴子が語る

槙谷美貴子です、こんにちは。今日も「槙谷美貴子の気象予報士の資格に挑戦するブログ」、始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
今日は雷についてお話させていただきますね。雷とは、帯電した雲の中、または雲と雲の間、または雲と地面との間に起きる光と音を伴う大規模な放電現象のことです。
雷を発生させる雲を雷雲と呼び、雲の中で起こる放電、雲と雲の間の放電をまとめて雲放電と呼び、雲と地面との間の放電を対地放電または落雷と呼ぶのだとか。
雷に際して起こる光は電であり、稲妻であり、英語ではLightning(ライトニング)となるのだそうです。擬音語は「ピカ」または「ピカッ」。それに対して雷に際して起こる音は雷鳴であり、英語ではThunder(サンダー)となるわけですね。擬音語は「ゴロゴロ」または「バリバリ」です。
また、光と音を伴う雷放電現象を雷電と呼びます。雷電の英語はThunderbolt(サンダーボルト)になるわけですね。雷と雷電とは同義語ですが、遠方で発生した雷は光は見えるものの、風向きの影響などで音が聞こえない事もあります。そのため、日本式天気図においては「過去10分以内に雷電または雷鳴があった状態」を雷としているようです。気象庁の定義によると「雷」とは「雷電(雷鳴および電光)がある状態。電光のみは含まない。」とされていますね。
また、雷は主に風と雨を伴う雷雨時に氷の粒子で形成される雷雲によっておこる雷を指す場合が多いんですが、そればかりではなく、火山の噴火時や砂嵐時に砂の粒子で形成される雷雲によっておこる火山雷なども雷に含まれます。
雷について、お分かりいただけましたでしょうか。
それでは今日はこの辺で。槙谷美貴子でした。