2011年11月22日火曜日

ジェット気流と槙谷美貴子

ご無沙汰しています、槙谷美貴子です
今日の槙谷美貴子の気象予報士はジェット気流と槙谷美貴子というわけで、ジェット気流と槙谷美貴子について紹介していきます

ジェット気流(ジェットきりゅう)とは対流圏上層に位置する強い偏西風の流れ。

気流の流れを軸とすると、軸の中心に行くほど風速が速くなり、どこでも平均的な普通の風とは異なるのが特徴。成層圏などにも存在するが、単に「ジェット気流」という場合は対流圏偏西風のものを指す。

極を中心に特に上空8~13kmに強く吹く。北緯40度程度に観測される寒帯ジェット気流と北緯30度程度の亜熱帯ジェット気流などがある。長さ数千km、厚さ数km、幅100km程度で、特に冬季には寒帯前線ジェット気流と亜熱帯ジェット気流が合流する日本付近とアメリカ大陸東部では風速は30m/sぐらいで中には100m/s近くに達することもあるが、夏期はその半分程度の風速に弱まる。

西から東へ向かう航空機は、ジェット気流に乗ることで燃料と所要時間を大幅に短縮することができる。

1883年のクラカタウ山の噴火を観測していた人々は、一年あまり噴火の影響を追跡し、記録していた。彼らは、「赤道上空の噴煙の流れ」として、ジェット気流の存在を記録していた。[1][2]

1920年代には、日本の高層気象台(現つくば市)台長大石和三郎は、欧米諸国がその存在に気づく以前に、ジェット気流の存在を発見した。[3] 富士山の付近から測風気球を飛ばすことで上層の風を調査したものであった。[4] しかし、国外ではこの論文は注目を集めなかった。

1933年、アメリカのパイロットであるウィリー・ポストが世界一周の際にジェット気流に遭遇した。1935年には、 高度10000mを越える上空の大陸間飛行を何度か行い、ジェット気流に乗ると対気速度に対して対地速度が大幅に上回る事実が確かめられた。[5] しかし、その後まもなく事故死したため詳細を発表しないまま終わった。

1939年、ドイツの気象学者H. Seilkopfがこの気流を発見し "Strahlstrom"(ドイツ語でジェット気流)と名付けた。[6]

槙谷美貴子としては高度の高い場所の気流は変化しやすいと思いますね